中学生の毛深い悩みは正しい的確な情報提供を

自己処理は肌荒れの原因になる

小学生から中学生へ上がる年齢になると、体は変化します。性ホルモンの働きにより男性はひげが生えたり声変りをしたり、女性の場合は体に丸みができて初潮を迎えます。成長ホルモンも増え、背が伸び体重が増えるのもこの時期です。変化の時期のホルモンバランスは不安定で、顔にはニキビに悩まされる方もいるのです。

こうした体の変化に心が追い付かずに恥ずかしいと感じて、家族には知られたくないものです。

一方、学校での活動は小学校と違い主体性や個性が重んじられ、部活動や趣味に熱中する時期です。異性への関心も高まり、自分が周囲にどうみられているのかを気にするようになってくるのです。見た目も学力や、その他の能力への意識が高まる年代です。

ガッツボーズの中学生

インターネットの情報は本当に中学生向きか?

体と心、加えて環境も大きく変化する中で、ムダ毛の存在は暗く心に負担をかけます。他の人と比較できないデリケートゾーンや脇に関しては、ことさら不安になります。ただ救いはあります。昨今のように脱毛情報がインターネットで検索でき、親がムダ毛処理に関心を持っている人が増えたおかげで、ムダ毛の悩みは相談しやすい環境になってきています。

ここで、親に相談してくれればよいのですが、そうでない場合。。。

インターネットで検索をしてみると、商業的なサイト、例えば脱毛サロンや脱毛クリニックのホームページばかりが見つかります。次に多いのは、脱毛関連の化粧品でしょうか?こうしたサービスを否定しているわけではありませんが、キッズ用の脱毛については別の機会に説明します。

一般に中学生の多くは金銭的に余裕がありませんし、勉強や部活動に追われて、こうしたサロンやクリニック通いが難しいはずです。ムダ毛に悩み始めると、まずは、自宅でコッソリできるムダ毛処理を行おうとします。ドラックストアに向かいお小遣いで買える脱毛グッズで、自己処理をしてしまうのです。

10代の肌は、大人の肌と比べると未成熟でダメージに弱いです。脂性肌が酷くニキビに悩まされるのは、ホルモンバランスのせいですが、一見すると丈夫そうです。しかし、皮脂が多いということは、肌を守るバリア機能も大人に比べると弱いために肌を守っているともいえるのです。

間違ったムダ毛処理を続けていると、赤くなったり、ぶつぶつや黒ずみなどの肌トラブルを招いてしまいます。中学生の肌トラブルの繰り返しは、痕が残るリスクもあります。正しい的確な情報を提供して、成人後に後悔しないムダ毛処理を促します。

ムダ毛は向上心を半減させる

中学生のムダ毛の悩みでは、すぐに水泳部を思いつきますが、他にも悩みが深まるクラブ活動や習い事があります。

体操で左右の足を真横に180度に広げる開脚や、足を前後に180度広げる開脚。バレーでの後ろに片足を高く上げるアラベスク。スケートの滑りながら後ろに片足を高く上げるスパイラルシークエンス。といった技にも同様の悩みを生み出します。もしブルマのような太ももが露出している体操着であれば、人知れず悩んでいるはずです。

意欲を燃やして夢中になりたいのに、ムダ毛が災いして集中できないといったこともあるようです。しかも、デリケートゾーンだけに、中々口に出して言えないことも災いしています。

新体操で足を高く上げている中学生

中学生が手軽に自宅でできるムダ毛処理

今どきの中学生の親御さんは、無毛世代で今更かもしれません。改めて中学生が手軽に自宅でできるムダ毛処理について、次章より説明します。

デリケートゾーン

剃刀は良くないと多くのメディアで書かれていますが、手軽で未だにムダ毛処理で1番多く使われているアイテムです。

最近では、体の曲線に合わせてヘッドが動くT字剃刀があり、最善とは言いませんが剃る際に傷がつきにくく安全です。剃った後の保湿と消毒をきちんと行わないと、炎症や赤み、かゆみの肌トラブルに見舞われます。

剃刀後に使用するものは、消毒はオキシドールで、保湿はニベアクリームやワセリン、ベビーオイルなどの低刺激なものを使います。

こうした後処理をきちんとしても、新しい毛が伸びてくる際は強烈にかゆみが襲ってきます。伸び始めの短い毛が、下着と擦れて動いで肌を刺激するからです。デリケートゾーンは、背中やお腹とは違い摩擦の多い場所です。

さらに伸び始め時期に、家族での旅行や友達の家に遊びに行ってお風呂に入るようなことがあれば、お子さんは言葉を失います。『まだ子供のくせに』と、冷笑されて傷つくのです。

最善策は、ヒートカッターで短く切ることです。ヒートカッターとはくしの根元に熱線があり、くしに通したムダ毛を焼き切るグッズです。はさみで切ると、毛先は斜めに尖り、下着から植物が発芽したようになります。ヒートカッターで焼き切ると、毛先が丸くなって下着を突き破ることがありません。

多くのヒートカッターは安全対策をされていますので、そこそこ短く切ることができます。ブルマからはみ出るかもしれない、キワドイラインだけを剃刀でチョコチョコっと剃ってください。

わき毛

ゴワゴワした硬い毛は、心理的に暗くなります。

剃刀で剃るのは、曲線の部分に上手く剃刀を当てられなかたり、横滑りさせて怪我をする危険性があります。T字型のかみそりで、ヴィーナスがドラックストアで売られていますが、こちらはヘッドの動きが滑らかで比較的安全に剃ることができます。

ただ、直ぐに伸びてしまい、毛穴から黒い毛がポツポツ見えてきます。気になって頻繁に反れば、肌荒れや炎症の原因になります。

毛抜きで抜いたり、ワックスで根元からはぎとる方法もあります。根毛から取り除くために、再び次の毛が生えるまで期間があるので、多くの女性が利用しています。中学生の皮膚では、毛穴へのダメージが大きいと言えます。生えようとしたムダ毛が、皮膚の中にとどまる埋没毛の原因になることもあります。何度も繰り返すうちに、脇が黒ずんで取り返しのつかない危険性もあります。

すぐに飛びつきたくなるのは、ムダ毛を溶かす除毛クリームです。毛穴の中までクリームが入り込むので、ムダ毛も溶かしてくれます。毛の影が無くなった肌は、つややかできれいに見えますが、除毛クリームのタンパク質を溶かす成分は肌も溶かしています。肌荒れや赤み、炎症などの危険もあるのです。除毛クリームは、直ぐに効果を出したい時だけにしておいた方が良さそうです。

おすすめは剃毛用の電気シェーバーで、根元から切っていく方法です。電気シェーバーは、剃刀とは違い肌に直接刃があたらず、ダメージを与えにくい構造になっています。わきの下の曲線を考慮した、わき用の電気シェーバーもあります。

腕やすねの毛

腕やすね毛はわきの下とは違い、毛があっても許せる部位です。ただ、長い毛だったり、太かったり密集して生えていれば深刻ですね。

腕やすねの毛の処理は中学生に限らず大人も、剃刀で処理する人が大半です。しかし、肌ダメージを考えれば、肌荒れは免れません。よく言われている抑毛ローションは、副作用が少ないので良いのです。毎日、継続して塗り続ける手間があります。

『パイナップル豆乳ローション』は有名ですよね。大豆に含まれるイソフラボンの働きが抑毛効果があり、パイナップルに含まれるパパイン酵素は、タンパク質を分解し柔らかくする働きがあるといいます。異論がありますが、2003年にDr.Takahamaが豆乳の無駄毛への実験結果をテレビで発表して以来、今日まで売られ続けていることと、類似商品を売るメーカーが後を絶たないことから、品質は良いといえます。

私も使ったことがありますが、なるほどと感心しましたよ。抑毛ですので毛が無くなることはありませんが、生える周期が遅れたり、剛毛が細くなったりといったことを期待します。効果を実感してから、数カ月ぐらい何もしなくてもそこそこの満足感は得られました。個人的な感想です。(^_^;

抑毛ローション自体に副作用がないとは言えませんが、豆乳もパイナップルも食べ物ですので、幾分肌に優しいはずです。完ぺきにつるつるにしなくても良いと思える腕やすねの毛は、抑毛ローションでまずは試してみます。

抑毛ローションは、一定の期間使い続けなければ効果はありません。すぐにムダ毛の処理が必要であれば、剃毛用の電気シェーバーがおすすめです。電気シェーバーは、使う部位にあわせて用意されているタイプもありますので、是非、腕やすね用のものを選んでくださいね。

顔の産毛

昨今の女性の美容では、顔そり効果が注目されています。顔を剃ることで古くなった角質をはがしターンオーバーを促進させるとか、化粧ノリが良くなるといったメリットがあるからです。ただ、剃刀はムダ毛だけではなく肌の表面もはがしています。頻度が高ければ、薄皮をはがされて続ける状態で、肌負担もあります。顔そりは、1カ月にに1回くらいに行います。

中学生が顔の産毛を剃る時も同様に、1カ月1回の頻度は必ず守ります。

にきびがある時の顔そり

中学生は一生の中で、変化する時期でありホルモンバランスが不安定な時期です。ニキビ悩まされるのも、ホルモンの影響が大です。顔の産毛を剃るために剃刀を使った時、うっかりニキビを剃刀でつぶそうものなら痕が残ってしまいます。

ニキビのある部分を避けて、顔そりをしなければなりません。でも、顔そりだけでも危ないのに、ニキビを避けながらはかなり難易度が高くなります。

逆に皮膚科医は、シェーピングはニキビ予防になるといっています。硬くなって毛穴をふさいでいる古い角質を取り除き、毛穴の奥の汚れが落ちるからです。

そこで提案。最近の床屋さんは、女性用にシェーピングサービスを始めているところがあります。理容師免許を持っている人なら、ニキビを避けての顔そりはできます。高価なサロンに行かなくても、安全に顔そりを行ってくれるところはあるのです。まずは、近所の床屋さんから探してみてください。

日焼けした肌は弱い

屋外の部活動に入っている方は、紫外線が心配です。紫外線は肌を乾燥させ、敏感にします。中学生の肌はまだ柔らかくデリケート、そこに毎日時間単位で紫外線を浴び続けていれば、それはもう疲れていますよ。子供用の日焼け止めの使用をお勧めします。

サッカーでボールを取り合っている

運動部員の肌は、一見健康そうに見えますが、屋外で部活動に所属しているならシェビングは、肌に直接刃があたらない電気シェーバーをお勧めします。刃を当てる剃刀で行うと肌の角質をはがし、さらに乾燥を進行させてしまいます。

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